年間にどれだけの日数の休日が取れるかどうかで、プライベートの過ごし方や家族と過ごす時間に大きく影響してきます。完全週休2日制の場合、祝日を含む場合と含まない場合によっても年間休日数が変わるため、求人票を見る際の参考にすると良いでしょう。
祝日を休日に含む場合の年間休日数は120日です。一方で、祝日を休日に含まない場合は、104日となります。但し、1日8時間労働の場合、年間休日が105日以上でなければなりません。よって、フルタイム勤務の場合は、お盆休暇や年末年始休暇を加えて110日とするケースが一般的のよう。週休2日制の場合、毎週必ず2日間の休日がもらえるとは限らないため、完全週休2日制と比べると年間に取得できる休日の日数が少なくなります。また、先述の通り、完全週休2日制の場合でも、祝日を含むか含まないかによっても年間休日に違いが生じます。休日をより多く取得できることを重視するのであれば、完全週休2日制かどうかよりも、年間の総合休日数から判断することが重要だといえるでしょう。
職種が異なると、完全週休2日制の導入率は全く違います。厚生労働省が行った調査によると、金融・保険業や情報通信業で完全週休2日制が多く取り入れられています。また、従業員者数が多く、規模の大きい企業では、完全週休2日制の導入率は高まります。そのため、就業希望の業種で完全週休2日制の導入率が低い場合は、なるべく規模の大きな会社を選ぶようにすると良いかもしれません。